低い軒で出迎える家
規模 | 153.46㎡(43.42坪) |
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構造 | 木造 |
<設計のポイント>
「シンプルで落ち着いた佇まいの住まいが良い」
というお客様のご要望に応える形で生まれた住まいです。
落ち着いた佇まいとするために、伝統的な古民家や町屋建築に倣って玄関ポーチの軒高を低く抑え、奥行1軒の玄関ポーチとしました。
低く、深い軒は日本人の美的感覚に合致し、落ち着いた佇まいと感じられます。
玄関ポーチは十分な広さを確保することで、自転車通学のお子さんのために自転車を置いて雨に濡れずに玄関に入れるように計画しています。
また玄関廻りの窓の数を絞り、玄関ドアをルーバーでほのかに隠し、また屋根に平瓦を用いることで、シンプルな外観デザインにしています。
内部空間は、キッチンと洗濯機がある洗面室を直線状に並べたり、キッチンを中心に玄関ホールと回遊ができたり、家事動線や生活動線に十分配慮したつくりとしています。
またお客様の趣味である熱帯魚の水槽を好きな場所に飾れるように、床を補強し、ボンベ用の電源を各所に設けてあります。
お引越し前の住まいでは、外で水槽のお手入れをしていましたが、新しい住まいでは室内で水槽のお手入れができるようなスペースと設備を設けました。
来客を出迎える玄関は階段越しに2階から自然光が降り注ぐようにし、自然光だけでも十分に明るい空間としています。
シンプルで落ち着いた佇まいの外観と、機能的かつ趣味にも配慮した内部空間で、お客様の想いに応えられた住まいができました。