害虫の種類
シロアリ(白蟻、白あり)
アリの名前がついているが、実はゴキブリの仲間。体の大きさや社会性を持つことなどアリとの共通点が多いがシロアリにとってアリは天敵の一つとなる。自然界ではセルロースの分解など重要な役目を果たすシロアリだが、人間の生活圏においては木造の家屋などに棲みつき木材やコンクリート、プラスチックまでも食い荒らす害虫として有名である。このように家屋に被害を与えるのはヤマトシロアリ、イエシロアリなど「下等シロアリ」と呼ばれる種類であり、キノコシロアリのような「高等シロアリ」と呼ばれる種類とは区別される。
スズメバチ
攻撃性の高い大型のハチ。「体の大きさが雀ほどもある」ことにその名が由来していると言われ、ミツバチとは違い毒液が残っている限り何度でも刺すことが可能な毒針を持つ。この毒液は目に入れば失明、皮膚に触れれば炎症を起こす強力なもので、防護服を突き破って刺される場合もあるほか、毒液を直接飛ばすこともある。熊や毒蛇を上回る死亡例を記録しており、凶暴なうえに好戦的なハチとして認知されているが、人間が巣に気付かず近寄ってしまったがために被害を受けるケースが多い。地方によっては「くまんばち」と呼ばれることがあり、日本ではクマバチと混同されやすい。
アシナガバチ
同じスズメバチ科だけあり、アシナガバチの生態はスズメバチに似ている。幼虫の餌も昆虫の肉とすることなど共通点が多い。細身で小型の体型は攻撃力で劣る。チョウやガの幼虫の芋虫、つまりケムシやアオムシの類を狩る。捕らえた芋虫をかみ砕いて肉 団子にして巣に持ち帰る。ヤブガラシ等の花に飛来することも多い。巣の材料はほぼ同じ。構造は、スズメバチの巣は光沢のある立派な外皮があるのに対しアシナガバチはそれがなく、ハスの花托・果托のようである。また、多くのスズメバチのように枯れ木の木部繊維や朽木ではなく、ホオナガスズメバチ属と同様に樹皮の靭皮繊維を素材とし、それに唾液由来のタンパク質などを混入して巣材とするので、一般のスズメバチの巣より強靭である。そのため、しばしばスズメバチ類の巣は洋紙に、アシナガバチ類の巣は和紙に喩えられることがある。
ミツバチ
日本ではニホンミツバチ、セイヨウミツバチの2種が飼育(養蜂)され蜜の採取が行われている。また作物の受粉にも広く用いられるが、トマトやピーマンなどのナス科の果菜類は蜜を出さず特殊な振動採粉を行うためミツバチではなくマルハナバチ(ミツ バチ科マルハナバチ属)が使われる。セイヨウミツバチの養蜂においては規格化された巣箱を用いて大規模な採蜜が行われるが、ニホンミツバチの場合は一部の養蜂家がハニカム人工巣を用いた養蜂を行っているが、多くは野生集団を捕獲して飼育し採蜜の際は巣を破壊して搾り取ると言う伝統的な手法が主であり蜂蜜の流通量も少ない。
その他、ゴキブリやキクイムシなどの駆除も承っております。
石川県内のシロアリに関するご質問・ご相談にお応えいたします。
お気軽にご利用ください。